やってみたい

クセ字の書き方(クセ字を伸ばす方法)

「クセ字」ってどう書くの?

今回、和様の書展に新設した硬筆「クセ字」部門ですが、日本初の「クセ字コンテスト」になるので、どのように世間に伝わっているのか全く不明です。
一方で、参画団体の生徒からは、リアクションがかなりありました。
ただ、「クセ字を治す」とか「美文字を書く」というノウハウ本はあるけど、いざ「クセ字を書く」ってなると、「クセ字ってなんだっけ?」「クセ字を伸ばすって意味がわからない」となるようです。
そこで、私もヒントになるような事を考えて見ました。
クセ字部門の詳細はこちら

クセ字は美文字(楷書)の数10倍は難しい

一般人の方は「美文字は難しい」と思うでしょうけど、実際には逆です。
受験生にとって「東大」は最難関大学です。
しかし、希少性の視点で見ると、東大には毎年3000人も入学でき、在籍者は28000人もいます。
例えば、アイドルグループのAKBは、在籍者122人(2018/10時点)で、圧倒的にAKBの方が高難度です。
美文字(楷書)は、方法論が確立し、バランスよく書くだけなので、東大同様に、できる人はたくさんいます。
一方、「クセ字」は、まだ確立しておらず「答えのない問題を解く」ことなので、専門家が答えを導き出せるとも限らず、答えが1つとは限りません。

美文字のテキストの真逆をやる

「答えのない問題を解く」ことなので、現時点でクセ字のコツのようなものはありません。
しかし、全く何もヒントが無いわけではありません。
現在、「クセ字を治す系」の美文字本やサイト、動画はたくさんあります。
これは、逆に利用できる可能性があります。
以下は、私も講師を務めるNHK学園の硬筆講座のサイトの事例です。
【引用 NHK学園「クセ字はなおる! 基礎からのボールペン字」
クセ字を伸ばす方法論

こんな風に、クセ字を治す方法の逆を行うことで、クセ字を伸ばす方法があります。
美文字では、大きなスペースを確保したり、反ったり、右肩上がりにしている部分を、逆にしてみた場合の作例です。
これは、単なる1例なので、多くの方が、独自の「クセ字」を探したり、研究することで、日本語の筆記方法に新しいスタイルが生まれることを期待しています。

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