「和様の書展」所感
書の応募数66点と過去最大となりました。
ご応募いただいたアーティストの皆さん、ありがとうございます。
さて、今回のテーマは「多様性」でした。
過去の作品集(販売中)を見ればわかりますが、今回が書展として最も多様性が豊かです。
芸もちろん「多様性=良い」という考えではなく、より評価される美術展、書展になるための改善点として「多様性」を意識しました。
その結果、読売書法会、毎日書道会、デザイン書道傾向の方からの出品があり、作品はバラエティに富み、今回は全紙幅サイズが3点の出品があり書展として厚みが増したと感じます。
それでも、まだ応募のないジャンルがあるので「和様の書展」の魅力UPに努めます。
一方、私達は、多くの公募書展で一般的な作品の重ね展示することを避けたいため、今回、初パーテンション展示を行いました。
和様の書展は、できるだけ落選(非展示作品)がない状態で進みたいと思っています。
ただ、公募展なので、期間終了後に応募点数がわかります。
仮に、200点の応募があった場合、どうなるでしょうか?
そんな時は、サイトやSNSで騒ぐので、良いアイディアを教えてください。
和様の書展 受賞結果
高みを目指す方であれば、短期間での受賞の有無は問題なし。
大衆化し芸術性が欠落する方が心配。(SNSの「いいね」も同様)
各審査員の感想などは、今後発売される作品集に掲載予定なので、そちらをご参照ください。
「和様の書展」所感
2回目の開催です。
今回、協賛企業の公式SNSでも拡散をしていただいたこともあり、前回の倍以上55点の応募と倍増しました。
そのため、受賞率が5%と超狭き門でした。
作品に関しては、「ペン字のジオラマ」のように7cmのペン字の世界観を作り込んでくる方から、適当に書いたど真ん中の「ペン字」もありました。
ただ受賞傾向は前回と同じで、なにげない日常を切り取った言葉とペン字の相性が良いものが選ばれた傾向があります。
お客様から「クセがない」という意見がありました。
これに関しては「クセ字コンテスト」は他薦がOKなので、コンテストの認知度の上昇と共に、知人友人の「クセ字」を応募する方や言われて応募してくる人も増えるのではないかと想像します。
また、クセ字コンテストは、協賛企業からの参加賞があり、応募者全員にぺんてる「プラマン」、三菱鉛筆「10B」が作品と共に送付されました。
是非、普段のクセ字ライフにご活用ください。
(受賞者は副賞 セーラー万年筆「ハイエース ネオ クリア カリグラフィー」)
今後の展開がますます面白くなりそうです。