クセ字コンテスト(硬筆)の詳細

「楷書」指定150年、「丸文字ブーム」30余年

現在の公式書体である「楷書」は、明治政府が採用した外国(中華式)の書き方です(江戸時代と明治時代で、突然、文字が変わる原因)。
時代が流れ、昭和50年代、若い女性(現在の40-50代)の間で「丸文字ブーム」が起こり、社会現象となりました。
しかし、一般的な文字の記録は、手書きが主流だったため、楷書以外の書き方は公式の筆記では禁止され、丸文字は衰退しました。
あれから約30余年、スマホが個人に普及し、文字は「筆記→入力」となり、デジタル化されました。
実は、文字史の視点で見ると、明治以降、150年を経て、日本人の手書きを縛ってきた「楷書」から開放された
のです。
これからは「クセ字」を伸ばして、日本発祥の書き文字文化を作っていいのです。

クセ字を伸ばす

今まで、硬筆やペン字の書籍は、日本人の個性のあるクセ字を直して美文字(楷書)に矯正するものしかありませんでした。
ところが、2017年春に「アンチ美文字」書籍が2冊も発売されたのです。
私達は「クセ字」を「美文字(楷書)以外で日本語を活字体で書く書き方」という漠然的な意味で使っています。

書籍名
著者

美しい日本のくせ字
井原 奈津子

字が汚い!
新保 信長

発売日

2017/5/22

2017/4/14

一般の方には「アンチ美文字」は特殊な考えと思うかもしれませんが、日本の書道業界では圧倒的に不人気書体です。
だから、一般人にも「アンチ美文字」の方が多数いても不思議ではないのです。
美文字縛りが消えた今、日本人独自の感性で「クセ字を伸ばす」方向に進みましょう。
実は、文字がデジタル化した今のタイミングで、日本発祥の活字体の書き方が生まれなければ、将来、発生することはないと思います。

会期等

展示会名 クセ字コンテスト(硬筆「クセ字」部門)
場所
展示日程(予定)
東京芸術劇場 ギャラリー2 ※「和様の書展」と同時開催
2020年1月17日(金) 15:00~19:00
18日(土)~19日(日) 11:00~17:00
出品料 1,900円
※額装代金込み
※同梱する返送用レターパック(出品者負担)は自己負担。
応募期間 2019年12月初旬予定
応募サイズ 70mm×70mm
(余白含む本体サイス80mm以上、100mm以下)
応募基準 以下の「和様のルール」を守ること。
・日本語で書く。
・続け字、崩し字不可。
・楷書不可。
※他薦OK(自分で書いたものである必要はない)
※筆ペン含む、万年筆、ペン等の筆記具。
※「クセ字」部門での筆記体(続け字、崩し字)の使用は、前後の文脈含めて一般人が読める範囲で一部可とする。
※和紙など透ける素材、裏打ちが必要な素材は不可。
※作品は額(応募時にカラー選択)に直接テープor糊orボンドで貼ります(きれいに剥がせない可能性があります)。
審査員(前回) 高畑正幸 氏(文具王)
新保信長 氏(「字が汚い!」著者)
井原 奈津子 氏(「美しい日本のくせ字」著者)
協賛(前回) セーラー万年筆、三菱鉛筆
賞(前回) 副賞 セーラー万年筆「ふでDEまんねん」(書1本)
参加賞 三菱鉛筆 ユニボールエア(先着50点 Web申請順)

和様の書展の全体像や詳細は和様の書展を御覧ください。

申し込み方法

①郵便局、コンビニ等で「レターパックライト」(360円)、または「レターパックプラス」(510円)を購入。(レターパックの詳細はこちら)
②Web申請(額色を選択など必要事項を記載)

返信先の情報を記載した①と作品を同梱。
作者名とタイトルを作品と返信用封筒(表)に記入
締切(2018/10/30必着)までに送付。

額のカラーバリエーション 15種類(カラー名は上段左から横並び順で記載)
硬筆「クセ字」部門 和様の書展 公募コンテスト
1)白
2)グリシェル
3)キウイ
4)みかん
5)金茶(黄)
6)ベリル(緑)
7)スカイ
8)アイリス(青)
9)銀糸・鉄紺
10)銀糸・小豆
11)紅(赤)
12)えんじ
13)こげ茶
14)黒
15)クラフト色(ダンボール色)

メディア

文具のとびら

応募のポイント「生活感」「他薦」

「作品」と言う概念が染み付いているの人は「何か創作しなくちゃ!」って考えるでしょう。
硬筆「クセ字」部門は、手書き離れが進んだとはいえ、まだまだ、手書きは普段の生活の中に残っています。
親子間のメモ書き、子供の落書きや練習帳、お礼の葉書や年賀状なども可能になっています。
著作者のOKがあれば、使用OKです(手紙等は著作物として扱われるため)。
また、筆記具も、ペン、万年筆、鉛筆等色々ありますが…まだまだ文字が書ける道具はありますよね?
どんな作品が来るか非常に楽しみです。

はがきを使った作品の作り方の事例

硬筆「クセ字」部門 和様の書展 公募コンテスト 硬筆「クセ字」部門 和様の書展 公募コンテスト
70mm平方(用紙推奨サイズ1辺80mm以上)に自由に日本語を書く。(写真は絵葉書の宛名面) 1辺80mm以上100mm以下でカット。
100mm平方だと額セットに、ほぼピッタリ。
ハンコを押すと締まる(オリジナルゴム印 販売中)