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- 第10回 和様の書展/第3回 クセ字コンテスト
アナログな「手書き」に注目!
和様とは「日本式の書」のこと。
和様は、平安時代「上代様」、江戸時代「御家流」など、時代ごと変化&発展してきました。
tokoroga,大きな転機は明治時代。近代化の活版印刷への対応のために、唐様(中華式)の楷書を採用し、300程あった平仮名を統廃合&リデザイン(再設計)、現在の50音図を作りました。
さらに「言文一致運動」で、口語体(話し言葉)を書く現在の日本語の書き方となりました。
ところが、和様は平安時代以降、縦書きの筆記体だけ。
縦横書き可能な活字体への対応ができず、未だに現代版「和様」は誕生していません。
そこで、私達は、毛筆は「和様の書展」、ペン字は「クセ字コンテスト」を通じて、現在の日本語の手書き文化となる現代版「和様」の構築と普及を行っています。


「和様の書展」「クセ字コンテスト」は、文化庁「日本博」プロジェクトです。
”手書き文字”を芸術まで昇華できるノウハウを持つ国は、世界に日本だけかも知れません。
日本語は、漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベット、絵文字といった多様な文字の組み合わせを使う言語です。
今まで「キレイな楷書じゃないとダメ」という考えが、昭和50年代の「丸文字」など日本語の多様化を拒んできました。
令和の新時代には”キレイな文字”はデジタルに任せて、楷書にはできない温かみある手書きの日本語を楽しみましょう。
※「日本博」は、政府、自治体、民間等が連携し「日本の美」を体現する美術展・舞台芸術・文化芸術祭等を全国で展開
芸術唯一のブルーオーシャン
日本の主要芸大・美大に「書道」はありません。
明治生まれの現在の日本語は、筆記体主体の「書道」から避けられ、キレイな楷書以外認めない「ペン字」では、多様性が生まれませんでした。
つまり、「穴場」なんです。
会場・日程・その他
日程 | 2021年8月26日(木) 15:00~19:00(仮) 27日(金)~29日(日) 11:00~17:00(仮) |
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会場 | 文京シビックセンター 展示室2(1F) 東京メトロ後楽園駅・丸ノ内線(4a・5番出口)南北線(5番出口)徒歩1分 都営地下鉄春日駅三田線・大江戸線(文京シビックセンター連絡口)徒歩1分 JR総武線水道橋駅(東口)徒歩9分 東京都文京区春日1‐16‐21 |
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ギャラリートーク | 12:00/14:00/16:00/18:00 各15分程度予定 ※会場の状態により開催できない場合があります。 ※17日は16:00、18:00(17日限定)のみ。 |
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ワークショップ | 筆ペンで和様体験(協力 ぺんてる/セーラー万年筆/モリヤマ) 随時開催(スタッフにお申し出ください) |