私達の「手書き」時代が来た!
昭和50年代、若い女性(現在の40-50代)の間で「丸文字ブーム」が起こり、社会現象となりました。
しかし、「楷書」以外認めない教育業界等の圧力(テストの減点など)により衰退しました。
実は、この現象、外国文化の「楷書の否定」と見た場合、平安時代の国風文化「かな」(女手と呼ばれている)の誕生と似ています。
「丸文字」は、男性的な楷書にはない、”かわいい”がほしい日本女性が生み出した発明です(海外で”Emoji”で定着した”絵文字”も類似現象の一つ)。
令和は「クセ字」を伸ばす
「丸文字」から約30余年、スマホが個人に普及し、実用の文字、つまり、楷書(美文字)は「筆記→入力」となりデジタル化されました。
これにより、実用文字はデジタルに任せて、手書き文字は、書道同様、嗜好、芸術の世界で独自発展させる環境が整ったのです。
つまり、今までは「クセ字を直して、バランスの良い字を書く」だった流れが、逆に「クセ字を伸ばして、手書きならではの字を書く」に変わっていくのです。
会期等
展示会名 | クセ字コンテスト(硬筆「クセ字」部門) | ||
場所 展示日程 | 東京芸術劇場 ギャラリー2 ※「和様の書展」と同時開催 2020年1月17日(金) 15:00~19:00 18日(土)~19日(日) 11:00~17:00 | ||
出品料 | 1,990円(込) ※額装代金込み ※作品返送用の住所記載レターパック(出品者負担)を同梱のこと。 | ||
応募期間 | 2019年12月3日~12月10日(火)必着 | ||
応募サイズ | 70mm×70mm ・余白含む推奨サイス 80mm~100mm以内(余白5mmの最低でも75mm~) ・枠内指定は、左上、右下71-2mm辺りに「 」の記載必須。 | ||
応募基準 | 以下の「和様のルール」を守ること。 ・日本語で書く。 ・続け字、崩し字不可。 ・楷書不可。 ※他薦OK(自分で書いたものである必要はない) ※筆ペン含む、万年筆、ペン等の筆記具。 ※「クセ字」部門での筆記体(続け字、崩し字)の使用は、前後の文脈含めて一般人が読める範囲で一部可とする。 ※和紙など透ける素材、裏打ちが必要な素材は不可。 ※作品は額(応募時にカラー選択)に直接テープor糊orボンドで貼ります(きれいに剥がせない可能性があります)。 ※団体やグループでご応募されたい場合は、別途ご相談ください(一括受付、一括返送を行います)。 | ||
審査員 | 文具王 高畑正幸 氏 | 文具プランナー 福島槙子 氏
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協賛 | セーラー万年筆、三菱鉛筆、ぺんてる | ||
賞 | 参加賞:プラマン(ぺんてる)、ハイユニ 10B(三菱鉛筆) 各1本 副賞: 参加賞は、返信用レターパックに額装作品と同梱して返送いたします。 |
※和様の書展の全体像や詳細は和様の書展を御覧ください。
申し込み方法
①郵便局、コンビニ等で「レターパックライト」(370円)、または「レターパックプラス」(520円)を購入。(レターパックの詳細はこちら)
②Web申請(額色を選択など必要事項を記載)
③返信先の情報を記載した①と作品を同梱。
※作者名とタイトルを作品と返信用封筒(表)に記入。
④応募期間内に送付。
額のカラーバリエーション 15種類(カラー名は上段左から横並び順で記載) | ||
1)白 2)グリシェル 3)キウイ 4)みかん 5)金茶(黄) | 6)ベリル(緑) 7)スカイ 8)アイリス(青) 9)銀糸・鉄紺 10)銀糸・小豆 | 11)紅(赤) 12)えんじ 13)こげ茶 14)黒 15)クラフト色(ダンボール色) |
応募のポイント「生活感」「他薦」
「作品」と言う概念が染み付いているの人は「何か創作しなくちゃ!」って考えるでしょう。
硬筆「クセ字」部門は、手書き離れが進んだとはいえ、まだまだ、手書きは普段の生活の中に残っています。
親子間のメモ書き、子供の落書きや練習帳、お礼の葉書や年賀状なども可能になっています。
著作者のOKがあれば、使用OKです(手紙等は著作物として扱われるため)。
また、筆記具も、ペン、万年筆、鉛筆等色々ありますが…まだまだ文字が書ける道具はありますよね?
どんな作品が来るか非常に楽しみです。
はがきを使った作品の作り方の事例
70mm平方(用紙推奨サイズ1辺80mm以上)に自由に日本語を書く。(写真は絵葉書の宛名面) | 1辺80mm以上100mm以下でカット。 100mm平方だと額セットに、ほぼピッタリ。 ハンコを押すと締まる(オリジナルゴム印 販売中) |