第6回こども手書きコレクションのコメント返し
手書き文字デジタルアーカイブする企画#こども手書きコレクションの審査結果発表を受けて、発送作業が始まりました。
住所など集約する際の「備考欄」にコメントをいただいたので、個人情報が出ない範囲でコメント返しをしたいと思います。
どうして同じ作品が複数入賞するのか?
各審査員がガチ審査をしているため、同一作品が複数の入賞してしまう現象があります。
結論を言うと「審査員の好み」ということになります。
毛筆でしか当てはまりませんが、習字コンクールでは入選するような作品が、入選してないということもありそうです。
企画背景は「日本語の手書き文字の多様性」のため
現在、義務教育で日本語は「楷書縛り」になっています。
これは、明治政府が決めた政策が継続しているためです。
その背景には、近代化のために活版印刷導入する必要があったため、それまでの筆記体を廃止し、その代わりに「楷書」を採用した背景があります。
今、PCやスマホが普及して、「楷書」の役割はフォントに引き継がれました。
その時代において、楷書縛りで「手書きはキレイな文字じゃないとダメ」という風潮は、日本語の手書き文化衰退の要因となりつつあります。
ゆるい企画を通して「手書き文字の多様性」の意識を持ってもらえる方が少しでも増えたら良いなと思います。
審査員も試されている?
審査員には筆記具メーカー、書道道具メーカーが入っています。
普段は、キレイな文字を見る機会の方が多いかもしれません。
でも、#こども手書きコレクションで、ネイティブな手書き文字を見る機会を増やすことで、新たなインプットをしてもらいたいと思います。
それにより出てくるアウトプットに何らかの変化や影響があると思います。
みなさんの投稿作品1つ1つが、企業のコンセプトに一定の影響を与えていると感じます。
コメント