こども手書きコレクション 審査結果(4/8更新)

第2回 審査結果 発表

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過去の応募作の写真一覧

第2回 総評

2020年4月6日、日本政府が8日から「緊急事態宣言」をするというニュース。
社会が暗い中、第2回(実質3回目)は、応募数75点と大幅な増加をいただきました。
ほっこりするもの、笑えるもの、考えさせられるもの、感動するものなど、子供たちの自由な手書き文字で救われた感じです。
今回は、初めて中高生の受賞者が出てきました。
中学生以上だと、文字も言葉も大人っぽくなるので、その変化を反映できると小学生の作例と異なる作風になりますね。
全体的には、しっかりした作例が増えた反面、リアルタイムな瞬間を切り取った作例の比率が下がった気がします。
今後の予定は、サイトやSNS(@syodo)でお知らせしますので、是非、ご参加ください。
もし、審査員に参加してほしい企業や専門家個人がいればご推薦ください(相談してみます)。

セーラー年筆 賞(文具セット)

セーラー賞を決めました!りらるら子さんのツイートです。
「色違いすぎん???」に戸惑いと「ねんがんの!!」にワクワクして書いた気分が出ていていいですね。
前のインクが混ざっちゃってるの、万年筆あるあるを感じました。

ダイショー賞(ダイショーセット)

好きなキャラクターを一生懸命ノートに書き写す様が本当に好きなんだなあとほっこりしました。
いつまでも好きなものを大切にしていてほしいです。

鎌倉ハム富岡商会 賞(伝統の布巻きハム2本セット)

大きな夢を持つことが出来るお子さんと、夢あるお子さんを育てることができる親御さんの食卓で弊社のハムを召し上がって頂きたく思いました。

文具王 賞(文具王オススメ文具セット)

自分も芸能人やスポーツ選手のようなカッコイイサインを書きたい!そんな勢いを感じます。サインは名前の文字を組み合わせて再構成してカッコ良く見せる。
とても高度な文字のデザイン遊びですが、顔文字の組み合わせなども上手です。実は今私が書いているサインは、中学生の頃に考えたものなので、自分の昔を思い出して、ちょっと気恥ずかしいような、楽しいような気持ちを思い出しました。
もしかしたらほんとにこのサインを色紙に書く日が本当に来るかもしれないから人生は面白い。応援したいなと思いました。

福島槙子 賞(手書きが楽しくなる文具セット)

銀メダルで疲れたママを元気づけてあげよう!という優しい気持ちが伝わってきました。
ただ紙に書くのではなくメダルにしてくれる(ちゃんとひももつけて!)という一手間が嬉しいですね。
手持ちの素材(今回の場合は銀紙と油性ペンとひも)を自在に組み合わせられるのも、デジタルにはできない手書きの魅力だと思います。

天久 賞(来夢来人 ステッカー6点セット)

七歳のお子さんが自由帳に書かれた『書』です。
自由帳というのがいいですね。
大人はいつの間にか、自由に対して不自由になるものですが、 こどもは自由に躊躇しません。
大きくしたためられた『天下一武道会』 きっとドラゴンボールが大好きなんでしょう。
そして心の底から百円が欲しいし、千円も欲しい。 こどもは欲望に素直です。
僕も出来ることなら、自由帳に自由に欲望を書き連ねたいのですが、 それはとても、人様に見せられるものではありません。
好き、を大声で言えるこどもに少しだけ嫉妬しながら、 僕の個人賞を受け取って頂きたく思います。

うどよし 賞(ダイヤ入り宝石8点セット)

おじいちゃんに、お酒ばかり飲んでることをチクられたお父さん。
本マグロが出る食卓で、お酒がすすまないわけがない。
和やかなご実家と家族の素敵な世界観が伝わります。
子供の前で「酒は止めた!焼酎にする!」と宣言した父を思い出しました。
あれは、ごまかしたつもりだったのかな。

第1 回 審査結果 発表

文具メーカー 賞 (参加企業の詰め合わせ)

せっかくの券だけど使うのがもったいないかわいさ!大きくなった時に「こんなこともあったね」とお話しできるのも楽しみですね。何枚も作ってくれるやさしさと、紙色とインク色を合わせるセンスが受賞理由となりました。

福島槙子 賞 (手書きが楽しくなる文具詰め合わせ)

素直で気持ちがまっすぐ伝わってくる作品が多く、審査しながら何度も笑顔がこぼれました。
形式にとらわれなくてもいいし、ちょっと下手っぴでもいい。
大人の手書きにはないなにかを、たくさん見つけられました!
受賞作品を選んだ理由は、やっぱり手書きで気持ちを伝えるって素敵だなぁ、と思わせてくれたので。
マスキングテープで縁を飾る技もすてき!

うどよし 賞 (御徒町 ダイヤ入り宝石8点セット)

せっかく春休みが増えたのに外で遊べない、友達にも会えない不安な気持ちが伝わってきます。
詩も「早く」&「ーいな」を3回度繰り返し強調し、リズムを出し、左側の笑顔と花の絵が、大人の不安を打ち消してくれているかのよう。
さて、この作風は「絵手紙」などでも馴染みのある「書画一体」と言われるスタイル。
学校の絵日記では「絵」と「言葉」を分断していますが、一緒に書く方が表現の幅が広がりますね。
大人の事情で「枠」を作っていますが、子供には不要なのです。

第0回 審査結果 発表

文具メーカー 賞 (参加企業の詰め合わせ)

6年生を送る会がなくなってしまっても「歌を届けたい」という思いが伝わってきました。
1文字1文字が丁寧に書かれていて、とても素敵です。(セーラー万年筆)

うどよし 賞 (御徒町 ダイヤ入り宝石8点セット)

左上の大胆な余白と付箋?の「ままだいすき」の立体構成。
他とは異なる良さがありました。

総評

急遽、根回しなしにスタートした「こども手書きコレクション」。
賛同して協力いただきた企業の方、そして、多くの作品を見せてくれた投稿者(親子?)の皆様、本当にありがとうございます。
Twitterへの写真投稿なので、多くの投稿が、作者は子供、投稿者は身内キュレーター(展覧会の企画や構成等の担当者)的な立場での共同出品という形になります。
子供の書いた日常の手書きをどう切り取るかという「日常のトリミング」が、審査にどのくらい影響があったか、今後回数を重ねていくと色々と分かるかもしれません。
審査員は、毎日増えていく投稿をみるのが楽しみでしかたありませんでした。
一方、申し訳ないなと思ったのが、義務教育の書写とは異なる視点なので、それを理解した(大人化した)中高生が不利になる傾向があります。
「キレイな字を書ける」と「キレイな字しか書けない」は、表現では似て非なるものです。
世間が「キレイな字」は、本当に「キレイな字」なのか?
「キレイな字」の情報価値はどういうものか?
など中高生での理解は大変難しい課題なので、簡単に言うと「中高生が小学生に勝っている点」でワンチャンあるってことです。
さて、当たり前ですが、子供は大人に比べ、語彙も少なく、ペンの制御もできない「不自由な環境」です。
ところが、子供の「不自由な環境」での「自由な表現」が、大人の「自由な環境」での「不自由な表現」を超える可能性が見えた「こども手書きコレクション」です。
大げさですが「表現の自由」の権利を訴えるアーティスト側は、得られた「表現の自由」を最大限使いこなす義務を背負うと思います。
「こども手書きコレクション」は「表現の自由を使いこなせない大人の不自由」を気付かせてくれた気がします。(加筆、修正の可能性あり)

応募数

累計 143点
第0回 48点
第1回 20点
第2回 75点

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