高等学校学習指導要領解説の書道だけを抜粋
当団体が参考資料として使用するために書道に関するところだけを抜き出しました。
意外と知られていないことですが、高校の書道を選択すると「漢字仮名交じり書(指導要領では「漢字仮名交じりの書」)」は指導しなければならない必須項目となっています。
(ちなみに高校生からは芸術分野になります)
文科省教育指導課程課が管轄になりますが、「漢字仮名交じり書」の定義は決まっていませんが、読めるかどうかなどの制限はありません。
当然、私達の和様も範疇に入ると思いますが、これが文科省に届くまでには時間がかかると思います。
一方で「江戸しぐさ」のような出自の怪しい案件が、道徳の教科書に載ってしまうようなので、全く可能性がないということでもないでしょう。
「漢字仮名交じり書」指導要領の初記載は昭和45年(48年施行)
学習指導要領は、ざっくりいうと10年毎に見直されます。
「漢字仮名交じり書」の初登場は昭和45年度、高等学校学習指導要領(昭和48年4月施行)です。
漢字,かな,漢字かな交じりの書の表現を通して,次の事項について,理法や技術を習得させる。
その後、一旦、消えますが、再度、平成元年の高等学校学習指導要領(平成6年4月施行)で記載が復活しています。
和様に興味がなくても調和体、近代詩文書にも影響あり
学習指導要領は「最低限コレを抑えなさい」という意味なので、書いている内容に関しては実施しないければなりません。
和様だけではなく、近代詩文書、調和体以外でも漢字、かなの分野も当然含まれています。
高校の指導現場でどのようなことを実施しているのか把握する重要な公的書類です。
次回の改定は、平成30年の予定だそうです。
よかったらご活用ください(使用は自己責任で!)。
学習指導要領_書道1.pdf
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学習指導要領_書道2.pdf
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学習指導要領_書道3.pdf
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